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 2004年12月の法句経
◆第一週
「言葉をこえた法に 願いをもち
意(こころ)は満たされたり
もろもろの愛欲に こころとらわれざるもの
彼こそは聖者の列に 座を占めん」
◆第二週 「久しく異郷にあって すこやかに帰り来たれば
親族、朋友、愛人はひとしく
帰り来たれる者を よろこび迎う」
◆第三週 「まこと かくのごとく 善きことをなし
この世より のちの世にゆける人
その善き業(わざ)に迎えられん
愛するものの戻りしを
親族の よろこび迎うるがごとく」
◆第四週 「いかりをすて たかぶりを離れ
ありとあらゆる執着(とらわれ)を越えよ
人もし ことばとかたちにとらわれず
まこと 「わがもの」の思いなくば
すべての苦しみを離れん」
 
 2004年11月の法句経
◆第一週
「愛する者と あい会うなかれ
愛せざる者とも 会うなかれ
愛するものを 見ざるは苦なり
愛せざるものを 見るもまた苦なり」
◆第二週 「愛より 憂いは生まれ 愛より 不安は生ぜん
愛を越えたる人こそ 憂いなし
かくていずこには おそれあらん」
◆第三週 「愛欲より 憂いは生まれ
愛欲より おそれは生ぜん
愛欲を 離れし人に憂いなし
いずこにか またおそれあらん」
◆第四週 「いましめと 正見をそなえ
法によりて生活し 真実を語り
みずからその行いをなす人
世は かかる人をこそ 愛するなり」
◆第五週 「日に月に千度まつること 百年ならんより
おのれを修めたる 一人の聖(ひじり)
たとえ一瞬(ひととき)なるも
その供養こそ かの百年のまつりに勝る」
 
 2004年10月の法句経
◆第一週
「「わがもの」というものなくとも
われら こころたのしく 住まんかな
光音天とよぶ天人のごとく
「よろこびを食物とする」ものと ならんかな」
◆第二週 「勝つ者 怨みを招かん
他に敗れたる者 苦しみて臥(ふ)す
されど
そのいずれをも棄て こころしずかなる人は
起居ともに さいわいなり」
◆第三週 「愛欲よりはげしき 火はなく
怒りにまさる 不吉のサイ(サイコロ)もなし
このかりそめの身に たがうべき 苦しきものなく
寂静にまさる 楽しみはなからん」
◆第四週 「飢えは上なきの病い
はからいは 最上の苦しみ
このことわりを 正しく知らば
そこに こよなき楽しみ
涅槃あるべし」
 
 2004年9月の法句経
◆第一週
「「忍辱(たえしのぶ)ことこそ最上の行い
苦しさを耐え忍ぶこそ この上もなき涅槃(ねはん)なり」
諸仏はかく言いたまえり
まこと出家にして 人を損なうものなく
沙門にして 他を悩ますことなし」
◆第二週 「諸仏のあらわれたまうは たのし
正法を説くも たのし
僧衆の心ひとつになるも たのし
サンガ(和合衆)の道にいそしむも またたのし」
◆第三週 「怨みをいだく人々のなかに たのしく
怨みなく 住まんかな
怨み心の人々のなかに つゆ怨みなく 住まんかな」
◆第四週 「むさぼり深き人びとのなかに むさぼり心なく
げに心たのしく 住まんかな
むさぼりになやむ 人びとのなかに
つゆむさぼりなく 住まんかな」
 
 2004年8月の法句経
◆第一週
「さとれる人は すべてに勝ち ふたたび他に敗らるるなし
この世 誰か 彼の勝利に及ばん
彼のこころはひろくして はてなし
彼には足跡もなければ いかなるすべによりてか
その人をまよわし得ん」
◆第二週 「念(おもい)ただしき正覚者(さとった人)を
神々もうらやむなり
彼のこころは しづけさにひそみ
つよく 世間出離の 静寂をたのしむ」
◆第三週 「ひとの生を 受くるは難く やがて死すべきものの
いま いのちあるはありがたし
正しき教えを 耳にするは難く 諸仏の 世に出づるも
ありがたし」
◆第四週 「ありとある 悪をなさず
ありとある 善きことは 身をもって行い
おのれの心を 清めんこそ
諸仏のみ教えなり」
◆第五週 「数多き人々のうち
彼(か)の岸に達するは まこと数少なし
多くの人はただ
この岸の上に 右に左にさまようなり」
 
 2004年7月の法句経
◆第一週
「よこしまなる法を 奉ずるなかれ
放免(おこたり)の人とともに 住むなかれ
誤れる見解に 従うことなかれ
世俗のわずらいを 多からしむるなかれ」
◆第二週 「善くなさるべき 法を修めよ
悪しくなさるべき 法をやめよ
法に従いて行ずる人は この世においても
またこのほかの世においても こころよく休らわん」
◆第三週 「この世をば 泡沫(あわ)のごとく見
この世をば 陽炎(かげろう)のごとく見るべし
かくのごとく 世間を観る人は
死王もこれを 捕うるあたわず」
◆第四週 「前には 放免なりし人も
やがて後に はげみ深き人は
まこと雲を離れたる 月のごとく
この世を照らさん」
 
 2004年6月の法句経
◆第一週
「己(おのれ)をして なすべきところに つかしむべし
しかして後に 他人を教うべし
心ある者は かくて 労することなからん」
◆第二週 「おのれこそ おのれのよるべ
おのれをおきて 誰によるべき
よくととのえし おのれにこそ
まこと 得がたき よるべをぞ得ん」
◆第三週 「おのれ悪しきを作さば おのれけがる
おのれ悪しきを作さざれば おのれ清し
けがれと清浄とは すなわち おのれにあり
いかなる人も 他人をば清むるあたわず」
◆第四週 「他人を利すること 多かるとも このことのゆえに
おのれのつとめを 忘るるなかれ
おのれのつとめを知り そのつとめにこそ
専心(ひたすら)なれ」
 
 2004年5月の法句経
◆第一週
「水路作り師は げに水をみちびき 矢作り師は 矢をため
木工は 木を曲げととのう
智ある人もまた おのれをととのうるなり」
◆第二週 「この世はつねに 無常に支配さる
何の笑い 何の歓喜ぞ
おん身らは今 暗黒におおわれたり
なにゆえに 灯明を求めざる」
◆第三週 「この容色は やがて衰え果つ それは病の住家
ついにほろびに帰す
けがれを積める この身はやがて滅ぶなり
生命あるもの誰か 死に終わらざる」
◆第四週 「うち飾られし王の車も古び この身また 老いにいたらん
されど 心ある人の法(のり)は 老ゆることなし
心ある人はまた 心ある人に伝うればなり」
◆第五週 「聞くこと少なき人は かの鋤き(すき)をひく牝牛のごとく
ただ老ゆるなり
その肉は肥ゆれど その知恵は 増すことなからん」
 
 2004年4月の法句経
◆第一週
「いかなる言葉を聞くとも
なんじ もし こわれたる鐘のごとく 黙しなば
かくて汝に 怒りは来たらざるべし 
これすでに 涅槃(ねはん)にいたれるなり」
◆第二週 「牛かいの杖をもちて 牧場に 牛をかりたてるごとく
老と死とは 生きとし生けるものの 命をかりたつ」
◆第三週 「たとえ苦行者 裸行するも マゲに結うも
はた 身に泥土をぬるも 食物を断ち 地に伏すとも
身にけがれをぬるも 坐して動かずとも
欲を離れざる人は 清めらるることなし」
◆第四週 「身にその装(よそおい)をつけずとも 行うところ平等に
心静かにととのい つつしみ深く 行ない浄く
刀杖を加えざるもの
彼こそは婆羅門(ばらもん) 沙門(しゃもん) 比丘(びく)なり」
 
 2004年3月の法句経
◆第一週
「もし人 善きことをなさば これを またまたなすべし
善きことをなすに たのしみを もつべし
善根(ぜんごん)をつむは 幸いなればなり」
◆第二週 「悪の果実いまだ 熟(う)れざる間は
悪しきをなせる人も 幸いを見ることあるべし
されど 悪の果実 熟するにいたらば
その人ついに 不幸にあわん」
◆第三週 「「その報い(むく)い よも われには来たらざるべし」
かく思いて 悪しきを軽んずるなかれ
水のしたたり したたりて 水瓶を満たすがごとく
愚かなる人は ついに悪を満たすなり」
◆第四週 「手にもし傷なくば その手にて毒をとるべし
傷なきものを 毒はそこなわず
かくのごとく
自己にさわりなきものには 悪もついに起こらず」
◆第五週 「粗(あら)い言葉をなすなかれ 言われたるもの
また 自己にかえらん
怒りより出ずる言葉は げに苦しみなり
仕返し かならず 自己の身にふりかからん」
 
 2004年2月の法句経
◆第一週
「人もし生きること 100年ならんも つつしむところなく
こころ静けさを得ざるは 戒(いましめ)をまもり
思いしずかなる人の 1日生くるにも およばざるなり」
◆第二週 「人もし生くること 100年ならんとも 怠(おこたり)にふけり
はげみ少なければ かたき精進(はげみ)に ふるいたつものの
1日生きるにも およばざるなり」
◆第三週 「善きことには 急ぎおもむくべし
悪(あ)しきことにむかいては 心をまもるべし
功徳(よきこと)をなすに 心憂(う)きものは
悪のなかに 心おぼるるなり」
◆第四週 「たとえ悪をなしたりとも ふたたびこれを なすことなかれ
悪のなかに たのしみをもつなかれ
悪つもりなば 耐え難き 苦しみとならん」
 
 2004年1月の法句経
◆第一週
「村のなかに 森の中に はた海に はた陸に
阿羅漢(あらかん)住みとどまらんに なべてみな楽土なり」
◆第二週 「無益の句より成る そのことば たとえその数 千ありとも
それを聞き 心の寂(しずけさ)をうる
意味深き一句こそ はるかにもまさる」
◆第三週 「戦場に出ずる 千たび 千人の敵に 勝たんより
ひとり 自己(おのれ)に勝つもの
彼こそ最上の 戦士(つわもの)なり」
◆第四週 「おのれをととのえ なすところ つねにつつしみあり
かく おのれに克(か)つは すべて他の人々に 克てるに勝る」
 
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