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 2014年12月の法語
◆第一週 仏の教えをつねに信じる人々は幸運とともに進であろう。商人たちが天馬によってはこばれるように。
◆第二週 眼のある人が灯火によって種々の色かたちを見るように、人は教えを聞いて、善悪のことがらを識別する。
◆第三週 ある人が、たとい学問はわずかであっても、徳行によく専念しているならば、世の人々は、徳行についてかれを称賛する。その人の学問は完全に身にそなわっているのである。
◆第四週 色かたちによって、わたしを測り、また音声によって、わたしを尋ねもとめた人々は、貧欲や情欲に支配されているのであって、実はわたしのことを知らない。
◆第五週 聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、そのとき、かれらの説くことをことばでも実行する。かれらは忍耐と柔和と瞑想とのうちに安定し、学問と知能との神髄にも達したのである。

 2014年11月の法語
◆第一週 あれこれ考えて心が乱され、愛欲がはげしいのに、愛欲が浄らかだとみなす人には、愛執がますます増大する。この人は実に束縛の絆(きずな)を堅固ならしめる。
◆第二週 人々は欲望の網の中に投げ込まれ、愛執に覆われて、放逸であり、獄舎にとじこめられている。(まるで)魚が漁獲の網の目にかかったように。かれらは老いと死とに向かう。乳を吸いたがる子牛が母牛に向かうように。
◆第三週 この世において、きわめて断ちがたい、このうずく愛欲を断ったならば、憂いはその人から消え失せる。水のしずくがハスの葉から落ちるように。
◆第四週 たとえ樹を伐っても、もしも頑強な根を断たなければ、樹がつねに再び成長するように、妄執(渇愛)の根源となる潜勢力を摘出しないならば、この苦しみはくりかえし現れ出る。

 2014年10月の法語
◆第一週 明かな智慧のある人が友達としてつき合ってはならないのは、信仰心なく、ものおしみして、二枚舌をつかい、他人の破滅を喜ぶ人々である。悪人たちと交わるのは悪いことである。
◆第二週 智慧についても、徳行についても、心の静まりについても、最上のすぐれた人々に近づき仕える人は、つねにすぐれた境地に達する。
◆第三週 愚かな者は生涯、賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知ることがない。かれには明かな智慧が無いからである。
◆第四週 もし愚者が「われは愚かである」と知れば、すなわち賢者である。愚者でありながら、しかも自分では賢者と思う者こそ、「愚者」と呼ばれる。

 2014年9月の法語
◆第一週 その聖者は完全な自在を得、一切のものにまさり、すべての恐怖から解脱し、愛執を捨て、汚れなく、望むことなく、生きとし生ける者を観て、世のためを念(おも)うている。
◆第二週 無益な語句よりなる詩を、百もとなえるよりも、聞いてこころの静まる有益なことばを、一つ聞くほうがすぐれている。
◆第三週 素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、つねに清らかで、徳行のある人が1日生きるほうがすぐれている。
◆第四週 たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、仏を信じる功徳の十六分の一にもおよばない。
◆第五週 たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、慈しみの心の功徳の十六分の一にもおよばない。

 2014年8月の法語
◆第一週 安らぎに達するために、苦しみを終滅させるために、仏の説きたまうたおだやかなことばは、実に善く説かれたことばである。
◆第二週 信じる心あり、恥を知り、戒めをたもち、また財をわかち与える・・・これらの徳行は、尊い人々をほめたたえることがらである。「この道は崇高なものである」と彼らは説く。これによって、この人は天の神々の世界におもむく。
◆第三週 尊敬さるべき人たちに対する信仰を財とし、安らぎにいたるための教えを聞こうと願うならば、聡明な人は、ついには明かな智慧を得る。
◆第四週 信仰あり、徳行そなわり、ものを執着しないで与え、もの惜しみしない人は、どこへ行こうとも、そこで尊ばれる。

 2014年7月の法語
◆第一週 愚かな者を道連れとすることなかれ。独りで行く方がよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。一林の中にいる象のように。
◆第二週 ブッダの説かれたとおりに、呼吸を整える思念をよく修行して完成し、順次にもろもろの煩悩を克服してきた人は、雲をはなれた月のように、この世を照らす。
◆第三週 身体についてつねに真相を念(おも)い、つねにもろもろの感官をつつしみ、心を安定させている者は、それによって自己に安らぎを知るのであろう。
◆第四週 目覚めている者どもは、わが言葉を聞け。眠っている者どもはめざめよ。眠っている者どもより、目ざめている者がすぐれている。目ざめている者には恐れがないからである。

 2014年6月の法語
◆第一週 自分の得たものを軽んではならない。他人の得たものをうらやむな。他人をうらやむ修行僧は、心の統一安定を得ることができない。
◆第二週 自分が他人に教えるとおりに自分も行え。わたしは常にわが身をよくととのえている。自分というものは、まことに制し難いものである。
◆第三週 ところで、この世で食物や飲料を多く所有している人は、たとい悪いことを行っていても、愚かな人々から尊敬される。
◆第四週 殺す人は殺され、怨む人は怨みを買う。また、ののしりわめく人は他の人からののしられ、怨りたける人は他の人から怨りをうける。
◆第五週 「彼は、我をののしった。彼は、こんなことを言った。彼は我にうち勝った。人をして我に打ち勝たしめた。」という思いをいだく人々には、怨みはついにやむことがない。

 2014年5月の法語
◆第一週 明かな智慧のある人が友達としてつき合ってはならないのは、信仰心なく、ものおしみして、二枚舌をつかい、他人の破滅を喜ぶ人々である。悪人たちと交わるのは悪いことである。
◆第二週 智慧についても、徳行についても、心の静まりについても、最上のすぐれた人々に近づき仕える人は、つねにすぐれた境地に達する。
◆第三週 愚かな者は生涯、賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知ることがない。かれには明かな智慧が無いからである。
◆第四週 もし愚者が「われは愚かである」と知れば、すなわち賢者である。愚者でありながら、しかも自分では賢者と思う者こそ、「愚者」と呼ばれる。

 2014年4月の法語
◆第一週 すべて悪しきことをなざ、善いことを行い、自己の心を浄めること、これが仏の教えである。
◆第二週 手向かうことなく罪咎(つみとが)のない人々に害を加えるならば、次にあげる10種の場合のうちの、どれかに速やかに陥るであろう。
◆第三週 悪いことをしたならば、人は憂える。ずっと昔にしたことだとか、遠いところでしたことであっても、人は憂える。秘密のうちにしたことであっても、憂える。それの報いがあるのだから、憂える。
◆第四週 善いことをしたならば、人は喜ぶ。ずっと昔にしたことであっても、遠いところでしたことであっても、人は喜ぶ。人に知られずにしたことであっても、人は喜ぶ。それの果報があるのだから人は喜ぶ。

 2014年3月の法語
◆第一週 目的が達成されるまで、人は努めなければならぬ。自分の立てた目的がそのとおりに実現されるのを見よ。 −−希望したとおりになるであろうと。
◆第二週 他人の過失を探し求め、つねに他人を見下して思う人は、いやしい性質が増大する。彼は実に心理を見ることから遠く隔たっている。
◆第三週 この世の中は暗黒である。ここではっきりと「ことわり」を見分ける人はまれである。網からのがれた鳥のように、天に至って楽しむ人は少ない。
◆第四週 「快楽は享受さるべきであり、清らかである。快楽のうちに欠点は存在しない」とこのように見なす愚者どもがいる。これは第2の極端説であると説かれている。
◆第五週 若々しく美しい女のように、みにくく汚れた身体が飾られている。それは愚人を惑わすには足るが、その人が永久に存続するということはあり得ない。

 2014年2月の法語
◆第一週 その聖者は完全な自在を得、一切のものにまさり、すべての恐怖から解脱し、愛執を捨て、汚れなく、望むことなく、生きとし生ける者を観て、世のためを念(おも)うている。
◆第二週 たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、慈しみの心の功徳の十六分の一にもおよばない。
◆第三週 素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、つねに清らかで、徳行のある人が1日生きるほうがすぐれている。
◆第四週 たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、仏を信じる功徳の十六分の一にもおよばない。

 2014年1月の法語
◆第一週 ひとり坐し、一人臥せし、ひとり歩み、なおざりになることなく、自分ひとりを楽しめ。つねに林の中に住め。
◆第二週 戦場において百万人の敵に勝つとも、ただ一人の自己に克つ者こそ、実に不敗の勝利者である。
◆第三週 「一切の形成されたものは無常である。(諸行無常)」と明らかな智慧をもって観(み)るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそひとが清らかになる道である。
◆第四週 「一切の形成されたものは苦しみである。(一切皆苦)」と明らかな智慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。

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